AWS認定資格SysOpsの試験に向けて勉強に励んでる菊です!
過去問の中で良くコストに関する問題が散見されます。
SysOpsエンジニアとしてAWSの予想請求額のアラームを設定AWSのクラウドサービスを利用する際、予想請求額の把握は重要で予想請求額を監視することで、意図しない高額な請求を防ぐことができます。
具体的にはAmazon CloudWatch のメトリクスを監視して、 予想 AWS 請求額をモニターリングすることができます。
っということで本記事では、AWSの予想請求額のアラームを設定し、50%、80%、90%の閾値を超えた場合にコスト請求アラームを通知する手順を紹介しますΣ੧(❛□❛✿)
目次
1.請求アラートの有効化
予想請求額のアラームを設定する前に、まずは請求アラートを有効にする必要があります。
請求アラートを有効にすると、AWSの予想請求額をモニタリングし、そのデータを使用してアラームを作成できます。請求アラートを有効にすると、データの収集を無効にすることはできませんが、作成した請求アラームはいつでも削除できます。
※公式ドキュメントにも説明がある通り初回で予想請求額のモニタリングを有効化した場合は請求データの表示と請求アラートの設定ができるようになるまで15分程度かかります。
🟩 請求アラートの有効化手順
1.AWS Billing コンソール https://console.aws.amazon.com/billing/ を開く。
2.ナビゲーションペインで、[請求設定] を選択する。
3.[アラート設定] で [編集] を選択する。
4.[CloudWatch 請求アラートを受信する] を選択する。
5.[更新] を選択する。
2.請求アラームの作成
この手順では、AWS の予想請求額が、定義されたしきい値を超えた場合に通知を送信するアラームを作成します。定義されたしきい値を超えた場合に通知するアラームを作成するにはCloudWatchコンソール内で設定します。
🟩 請求アラーム作成手順
※請求アラームを作成する前にリージョンを米国東部(バージニア北部)に設定する必要があります。
請求メトリクスデータはお使いになられているリージョンに関係なく一括で米国東部(バージニア北部)に保存され、世界全体の請求額を示しているからだそうです。
1.CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/) を開きます。
2.Overview内の「アラームを作成」 を選択します。
③アラームの作成を選択します。
④「メトリクスの選択」を選択する
4.請求を選択する。
5.「概算合計請求額」を選択する。
6.メトリクスの横にあるチェックボックスをオンにして、メトリクス を選択します。
7.メトリクスの「統計」で、「最大」 を、「期間」 で、「6 時間」 を選択します。
8.しきい値の種類を「静的」、EstimatedChargesで「より大きい」を選択する。
次よりもはご自身の予算に対するしきい値を設定し「次へ」を選択する。
※私のAWSの予算は月3000円ですので50%とした場合、10.39USDを設定しました。
9.アクションの設定の「アラーム状態トリガー」を「アラーム状態」に選択し、「次のSNSトピックに通知を送信」で任意のものを選択し設定に問題がなければ「次へ」を選択する。
10.名前と説明を追加し「次へ」を選択する。プレビューで設定を確認し問題がなければ「アラームの作成」をクリックする。
上記の手順で請求コストのアラームを作成することができました。
SysOpsの問題には50%、80%、90%のアラーム設定を追加することとあったため、私が設定した50%以外に80%、90%を追加すると過去問と同じ設定が実現できると思います。
3.アラームのテストと確認
上記の手順で作成したアラームがALARM状態になった時に設定したメールアドレスに通知が来るか確認します。Alarm を実行させるには、以下の2つ方法があります。
- しきい値をすぐに Alarm が実行される値へ変更する
- AWS CLI
cloudwatch set-alarm-state
を利用してステータスを強制的に変更し Alarm 実行させる
※AWS認定資格SysOpsの過去問でも良く出題される問題です。
https://docs.aws.amazon.com/cli/latest/reference/cloudwatch/set-alarm-state.html
下記に示すコマンドをバージニア北部からCloudShellを起動して実行します。
aws cloudwatch set-alarm-state --alarm-name 概算合計請求額アラーム --state-value ALARM --state-reason "test"
アラーム名が日本語だったので大丈夫かなあと心配しましたがCloudWatchで確認するとアラーム状態になってることが確認できました。
設定した通知先のメールアドレスにも通知が来てることが確認できました。
またAWS CLI cloudwatch set-alarm-state
コマンドによってALARM状態になったステータスは自然に元の正常な状態に戻ります。
以上がAWSの予想請求額のアラームを設定し通知を受ける方法の説明となります。
SysOpsの勉強をすることでCloudWatchやコスト、その他メトリクスなど運用に関する知識を一通り勉強することになるので改めて勉強になる部分も多くあります。これからSysOpsの勉強をされる人の力になれれば幸いです!ありがとうございました!
▪️ 本ブログで参考にしたAWS公式ドキュメント
AWS の予想請求額をモニタリングする請求アラームの作成 – Amazon CloudWatch
※私がAWS認定資格SysOpsの勉強で使ってる過去問サイトと参考書
SysOpsはSAAと比較すると参考書が少ないというのが印象です。過去問に関しては私は以下の2サイトを利用しています。
TechStock|AWS WEB問題集で学習しよう
AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説 LOGIN
上記の参考書を2周くらい読んで過去問を100問程を繰り返し解いて間違えた問題の説明を読んでも理解が難しかったところは公式ドキュメントを読んだり、私のようにご自分でハンズオンをやって理解を深めると良いと思いました!
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